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リノベーションで後悔するポイントとその対策

リノベーションをするのであれば、できるだけ後悔はしたくありません。失敗するケースで多いのが「費用」と「プランニング」の2つです。この記事ではリノベーションを後悔するポイントや、具体的な対策方法を紹介します。リノベーションを成功させ、理想の暮らしを実現しましょう。

1.【費用】リノベーションで後悔するポイント

リノベーションで後悔するポイントとその対策

リノベーションを行った人のなかには、費用に関して後悔する人が少なくありません。ここでは、リノベーションの費用におけるよくある失敗を解説します。

1-1.補修工事が予想よりも多くあった

リノベーションでは経年劣化した中古物件を工事するパターンが多いです。機能や性能をアップさせて物件の価値を高めるのがリノベーションの目的のため、中古物件の場合は補修が欠かせません。

築数十年を超える古い家では断熱性能の対策が必要だったり、戸建ての場合は耐震補強などが必要になったりなど、目に見えないところに費用がかさみます。その他にも、配管や給湯器、換気扇といった設備も寿命が近い場合は一新する必要があるでしょう。

このように、補修工事が多いと、費用が予想より高くなる可能性があります。それだけでなく、工期に影響がでる恐れも。想定外の出費を抑えつつスケジュールどおりに進めるために、事前にプロに相談して調査してもらい、おおまかな予測をしておくことが大切です。

1-2.こだわり過ぎて予算オーバーした

リノベーションで理想の暮らしを実現しようとこだわりすぎて、予算オーバーする人もいます。リノベーションは自由度が高いため「あれもこれも」とこだわりたくなるものです。

しかし、リノベーションでかかるのは工事費だけではありません。税金や仮住まい、引っ越しの費用なども発生します。さまざまな費用に加え、設備や間取りにこだわりすぎて工事費まで高くなると、いとも簡単に予算をオーバーするでしょう。

特に快適な生活に必須なトイレやお風呂、キッチンなどの水回りは、グレードによって費用が高くなります。
予算内に収めるために、あらかじめやりたいことの優先順位をつけ、予算のかけ方にメリハリをもたせてください。

1-3.予算を気にしすぎて中途半端になった

こだわりすぎて予算オーバーするのとは反対に、予算を気にしすぎて失敗する人もいます。リノベーションが中途半端な満足度になってしまった人の例としては以下が挙げられます。

・調理台やシンクが狭くなり、家事の効率が悪くなった
・家族全員が湯船に浸かるのに、お風呂に追い炊き機能を設置しなかった
・トイレの床材にこだわらなかったら、アンモニアで黒ずみが目立ち掃除が大変になった

できるだけ安く抑えようとするあまりに、せっかく工事したのに快適な暮らしにならなかった、なんてことになるのは本末転倒です。

ついつい費用を抑えようとしてしまうときは、いま一度「なぜリノベーションをやろうと思ったのか」という目的を意識してみてください。そのうえで予算を決め、優先順位を明確にしてリノベーションを行いましょう。

2.【プランニング】リノベーションで後悔するポイント

リノベーションで後悔するポイントとその対策

たとえ費用を上手に調整できたとしても、プランニングで失敗して後悔する人もいます。ここでは、プランニングの失敗によりリノベーションを後悔してしまうポイントを紹介します。

2-1.希望通りの間取りにならなかった

リノベーションというと部屋の間取りを自由に変えられるイメージがありますが、希望通りにならない可能性もゼロではありません。

物件によっては構造の都合上、壊せない柱や壁、設備配管があります。また、マンションの場合は管理規約などにより水回りの位置の変更などを禁止している場合もあるでしょう。

構造上の制約を知らずにイメージだけを膨らませていると、希望と異なるリノベーションとなったときに後悔が大きいです。後悔を減らすには、事前に管理規約を確認したうえで物件を調査し、入念に計画していく必要があります。できることできないことをしっかり打ち合わせたうえで、間取りの計画を立てましょう。

2-2.完成後のデザインがイメージと違った

リノベーションの完成後に「あれ?デザインがイメージと違う?」と感じる人もいます。

たとえ自分のなかでリノベーション完成後のイメージが明確にあっても、実物は事前に見られないため、完成後にイメージと違うといったことが起きるのです。せっかくのこだわりがつまったお家がイメージ通りに仕上がらないと、後悔してもしきれません。

思いどおりのリノベーションにならない一番の理由は、デザイン担当者との認識の相違です。あなたのイメージを伝えきれていなかったり、担当者が理解できていなかったりすると、すれ違いが起きてしまいます。そのため、リノベーションを成功させるには担当者とのコミュニケーションが重要だといえるでしょう。

また、部屋を印象付ける素材選びも大切です。サンプルでしっかり確認したり、ショールームに足を運んだりして、イメージに合った素材を見つけてください。

2-3.完成後の使い勝手が悪かった

リノベーションが完成した家で実際に暮らし始めてみると、使い勝手が悪くて後悔することもあります。
使い勝手を悪く感じる例としては以下が挙げられます。

・収納スペースが足りなかった
・トイレの位置がリビングに近くて気を遣う
・吹き抜けを作ったらエアコンが効きにくくなった

住みよい家というのは、ご家庭によって異なります。デザイン担当者は設計のプロなのですべて任せたくなりますが、すべて丸投げにしないのが成功の秘訣です。

暮らしのイメージを詳しく伝え、一緒に作り上げていくイメージを持つとよいでしょう。

3.リノベーションで後悔しないための対策

リノベーションで後悔するポイントとその対策

リノベーションで後悔しないためには、ご自身でも対策しなければなりません。ここでは、リノベーションで後悔しない・成功させるための対策方法を紹介します。

3-1.完成後の暮らしをイメージして計画立てる

リノベーションの計画を立てるときには、完成後の暮らしをイメージしましょう。

リアルな暮らしをイメージすると「ここに収納が必要」「部屋はいくついる」など、実用的な配置や間取りを決めやすくなります。ライフスタイルや家族構成などにより、暮らしやすい住まいは異なりますので、デザイン担当者に任せきりにしないのが成功のポイントです。

イメージが湧かないときはショールームなどに足を運んだり、インターネットで検索したりして、施工事例を参考にしてみてください。

3-2.予算の上限を決め、優先順位をつける

リノベーションを予算どおりに、かつ理想に近い形で成功させるには、優先順位を決めることが大切です。

予算を設定したうえで、必ず叶えたいもの・できればやりたいことなど、順位をつけてみてください。優先順位が高いものからリノベーションに取り入れることで、予算オーバーしにくくなります。優先順位をつけるのが難しい場合は、設備の劣化具合で判断するのもおすすめです。

劣化している設備を優先的にリノベーションの対象にすると「リノベーションが終わったばかりなのに壊れた!」などというトラブルが起こりにくくなるでしょう。

3-3.スケジュールには余裕を持つ

リノベーションは完璧にスケジュールどおりに進むとは限りません。じっくりと打ち合わせや検討するのにも時間がかかるうえ、補修工事が想定より多くなった場合には工期が延びることもあるでしょう。想定していたよりも完成に時間がかかり、新たな生活まで日数がかかる場合があるのです。

スケジュールがカツカツで慌てて素材やデザインを決めたり、工期の関係から工事を諦めたり、なんてことになっては、せっかくのリノベーションで後悔する可能性があります。やりたいことを叶えるためにも、スケジュールは余裕をもって計画することが大切です。

3-4.信頼できる業者に依頼する

リノベーションで後悔しないためには、信頼できる業者に依頼しなければなりません。

適当な対応の業者に依頼すると、費用があとからかさんだり、イメージどおりのデザインにならなかったりする恐れがあります。信頼できる業者で、かつ話しやすく相性のよい担当者であれば失敗も少ないでしょう。

見学会のイベントに参加するほか、直接相談に訪れて、価値観やスピード感、相談しやすさなど、一番あっている会社はどこなのかをしっかり検討してください。

そのうえで、費用や、デザイン、やりたいことなど事前にしっかり打ち合わせしておくことが大切です。

4.リノベーションで後悔するポイントを抑えて理想の暮らしへ

リノベーションで後悔するポイントとその対策

リノベーションで後悔するポイントの多くは「費用」と「プランニング」です。こだわりすぎると予算オーバーすることがありますが、反対に予算を意識しすぎて費用を抑えすぎてしまうと不満が多くなってしまい、リノベーションをやる意味がありません。

また、希望通りのリノベーションを叶えるには、プランニングの際にイメージを膨らませつつ担当者と念入りに打ち合わせすることが大切です。

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