JOURNAL

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

「インテリアにグリーンを取り入れおしゃれな空間にしたい」と考える人は多いです。リノベーションはインテリアグリーンを取り入れるいい機会になります。この記事では、インテリアグリーンを取り入れるメリットや注意点、リノベーションのポイントを紹介します。お部屋の環境や生活スタイルにあわせてインテリアグリーンを楽しみましょう。

1.インテリアグリーンを取り入れるメリット

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

インテリアグリーンとは室内に飾って育てる植物のことです。毎日の暮らしを彩るインテリアグリーンには、さまざまなメリットがあります。

1-1.インテリアとしておしゃれになる

自然の温もりを感じられるグリーンを暮らしに取り入れると、空間に鮮やかな色味を加えられます。
ちょっとしたグリーンを取り入れるだけで、殺風景な部屋がおしゃれになるでしょう。

植物の緑はどのようなインテリアスタイルにもよくなじむのが特徴のひとつです。
木目を基調としたナチュラルな部屋はもちろん、無機質でクールな印象のインダストリアルスタイルのインテリアにも調和します。
また、コンセントや通気口など生活感を感じる部分に置くと、さりげなくカバーもできます。

1-2.空気をきれいにしてくれる

植物は光合成により二酸化炭素を吸って酸素を放出しますが、それ以外に有害物質を除去してシックハウス症候群の抑制に効果が期待できます。
シックハウス症候群の原因となる空気中の有害物質の例は以下の通りです。

・ベンゼン
・ホルムアルデヒド
・トリクロロエチレン
・キシレン
・トルエン
・アンモニア

上記の物質は家を建てるときの材料や家具から発生するため、未然に防ぐのは難しいです。
空気清浄機や観葉植物を上手に活用すると、空気をきれいに保ちやすくなるでしょう。

また、植物はファイトケミカルと呼ばれる化学物質を放出します。ファイトケミカルにより、空気中にカビやバクテリアの繁殖を抑制できるといわれています。

1-3.リラックス効果がある

植物にはリラックス効果があります。

植物の置いてある部屋でパソコンのデータ入力をした場合、植物の置いてない部屋で作業したときと比べてイライラが減り、反対に活気が湧いたという検証結果があります。

また、緑色は目に優しく、緊張の緩和も期待できるでしょう。
デスクの近くなど目に入るところにインテリアグリーンを飾ることで、お家でリラックスして過ごしやすくなるかもしれません。

2.インテリアグリーンを取り入れる際の注意点

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

インテリアグリーンとして取り入れられる植物にはさまざまな種類があり、品種によって性質が異なります。日当たりや風通し、お手入れ方法などに注意して育てましょう。

2-1.日当たり

どのような日当たりが適切なのかは植物によって異なり、必ずしも日当たりが良ければ良いわけではありません。なかには日陰を好み、直射日光を嫌う植物もあります。

インテリアグリーンを購入する際には、どこに植物を配置したいかをあらかじめ考え、日当たりにあった植物を選びましょう。たとえば、部屋の隅など太陽の光が当たらないところに置きたい場合は、耐陰性のある植物を選ぶのが正解です。

2-2.風通し

インテリアグリーンを取り入れるときには、風通しのよさも大切です。自然な植物をイメージするとわかるとおり、植物は常に風が流れている屋外で育っています。植物は水分が水蒸気として外に放出される「蒸散量」が増えると元気に育つのです。
反対に、風通しが悪いと根腐れしてしまったり、病気やカビの原因になったりする恐れがあります。

そのため、室内でインテリアグリーンとして育てるときも、風通しのよさを意識してみてください。もし窓が開けられない場合や長期間家を空ける場合は、サーキュレーターの活用がおすすめです。植物には直接風はあてず、壁や天井に向けて首を振らずに回し続けると空気が循環します。

2-3.お手入れ

植物を育てるにはお手入れが欠かせません。
こまめにほこりをふき取ったり、適切な頻度で水やりをしたり。
愛情をもって手間をかけ、育成を楽しみましょう。

水やりの頻度は品種により異なります。
水やりしやすさも考えて設置場所を考えるとストレスが少ないです。

お手入れの負担を減らしたい、出張が多いなど不規則な生活を送っている、という場合は水やりの頻度が少なくて済む品種を選ぶとよいでしょう。

3.インテリアグリーンの飾り方

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

インテリアグリーンの飾り方は大きく分けて3つ。「床置き」「棚置き」「吊り下げ」に分かれます。
立体感を意識すると雑然とした感じが緩和され、センスの良い空間に仕上がります。

3-1.床置き

大型の植物はシンボルツリーとして床置きするのがおすすめです。
人の視線が集まる、いわゆるフォーカルポイントになり、インテリアの中心的なアクセントとなるでしょう。

床に複数個置く場合は、大型の植物などを中心にバランスを取って配置するときれいに仕上がります。

インテリアグリーンを象徴的に用いた加東市リノベーション例


3-2.棚置き

小さく背の低い植物は、床に置くと視線に入りにくいです。また、少しの力で倒れてしまうため、掃除のときに誤って倒してしまうリスクもあります。

そのため、小さめの植物をインテリアグリーンとして置くときは棚置きがおすすめです。たとえば、本棚などのスペースに飾ったり、スツールや脚付きの鉢カバーしたり。高さに変化をだすことで、立体感が生まれます。


3-3.吊り下げ

吊り下げとは、文字通り植物を吊り下げて飾る方法です。
高い部分から植物を吊り下げることで、立体感や奥行き感がだしやすいという特徴があります。

吊り下げるには、天井や壁にフックを付けたり、照明のダクトレールを利用したりする方法があります。
土が必要ないエアプランツであれば、直接棚に絡ませたり紐で結んで吊るしたりすることも可能です。

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ


4.インテリアグリーンを楽しむリノベーション

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

インテリアグリーンはどんな家でも飾れますが、せっかくリノベーションするなら今よりもっとインテリアグリーンを楽しめるお家にしませんか?
リノベーションでは、インテリアグリーンを楽しむためのさまざまな方法があります。

4-1.インナーテラスをグリーンスペースにする

インナーテラスとは、室内にあるテラスやベランダのことです。
自然光がたっぷり入るうえ、窓を開ければ風通しも良くなります。
リノベーションでインナーテラスを作って、植物のためのスペースにすると癒やしの空間になるでしょう。

床材はフローリングではなく、フロアタイルなどを貼るのがおすすめ。
フロアタイルであれば万が一、土や水がこぼれても掃除がしやすいからです。

4-2.ハンギングバー・照明用ダクトレールで立体感を演出する

ハンギングバーや照明用のダクトレールは、生活を便利におしゃれするための工夫です。
リノベーションで設置すると、植物も吊るして飾れます。

植物を吊り下げる飾り方は、床置きや棚置きと比べて場所を取りません。また、植物が吊り下げられていると自然と目線が上がり、部屋に立体感が生まれます。

なお、ハンギングバーを設置する際には、重みで落下しないよう下地をいれる必要があります。
植物のための日当たりと風通しなどを考えつつ、おしゃれにみせたい場所に設置するとよいでしょう。

4-3.玄関土間で手間なく育てる

玄関は家に帰ってきた時に、最初に目に入る場所です。植物の緑があると明るい印象に保ちやすくなるため、インテリアグリーンの設置が適している場所でもあります。

リノベーションをするなら、玄関から続く土足で過ごせるスペースである「玄関土間」の設置がおすすめです。玄関土間にすると、植物を置くスペースが確保しやすくなったり、手入れ時の汚れが気にならなかったりします。

ただし、玄関土間に窓がない場合は、日当たりが期待できません。寒さが問題になる場合があるため、玄関土間にインテリアグリーンを設置するなら寒さに強く日陰でも育ちやすい植物がおすすめです。
また、定期的に日光に当てたり換気をしたりするのも、植物を上手に育てるポイントになります。


5.リノベーションを機会にインテリアグリーンを楽しむ

リノベーションでインテリアグリーンのある生活を楽しむ

インテリアグリーンを設置すると、部屋が明るくおしゃれな印象になります。また、リラックス効果も得られるため、お家時間が癒やしの時間になるでしょう。
植物を床置きしたり、吊り下げたり。インテリアグリーンはお部屋の環境や生活スタイルにあわせて楽しめます。

IDA DESIGN(株式会社IDA Company)は神戸市灘区を中心に住宅や店舗のリノベーションを手掛ける地域密着型の会社です。インテリアグリーンを取り入れたプランも得意としており、植物との暮らしを楽しむためのさまざまな提案が可能です。
リノベーションに関する問い合わせや、見積もりを承っておりますので、まずは気軽にご相談ください。

神戸・灘で住宅フルリノベーションならIDA Companyにお声がけください。
IDAジャーナルとは
住宅や店舗のリノベーションを手がける IDA DESIGN(アイディーエーデザイン) のコラムです。 リノベーションの基礎知識や、デザインやインテリアに関することを代表ブログでお届けしています。 コラムを通じて、住宅リノベーションの知識を深めつつ、私たちのことを知っていただけたら嬉しいです。

IDAジャーナル

ご相談はこちらから