Works

Kasuga Shrine

Outline歴史ある神社の改修工事 時空を超えた宮大工の共同作業

神戸市灘区の神社仏閣修繕事例です。

400年ほど前の大正年間に奈良の春日大社から勧請された春日神社。境内中央に立つ「神前の大クス」は樹齢が約500年、樹高18m、根回り17mとたいへん立派なもので、兵庫県の指定文化財で、神戸市の「市民の木」にもなっています。

そんな歴史ある春日神社に80年〜100年前に建てられた3つの小宮を修繕させていただきました。何世代も前の大工さんと息を合わせるような大変幸せな仕事でした。関係者の皆様、職人の皆様、ありがとうございました。

数多の部材から成る小宮を一つ一つ解体分解し、一部は洗浄補修を行い、一部は木材選定から新たに作り直します。それらをまた組み直す作業は、時空を超えた宮大工同士のコラボレーション仕事となり、多くの気付きと学びがありました。

竣工写真では、新旧の木材の色の違いがはっきりわかり、今しか見られない賑やかな印象になっています。数年すれば、新しい木が濃い色に変化し、より厳かな佇まいになります。地域の皆様とその変化を一緒に楽しみながら、お参りさせていただきます。

<名前>
春日神社小宮改修工事
<所在地>
神戸市灘区
<築年数>
80年以上
<竣工年>
2021年
<カテゴリ>
その他
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  • 当社宮大工の手仕事
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