IDA Companyは、2016年に『暮らしに彩りを添える』というテーマを掲げて創業しました。リフォーム業がメインではあったのですが、同時にカフェもオープンしたこともあり、そのカフェも同じ思いを込めて店名をSowelu(ソエル)とし、地域の方にその思いを伝えようと活動をスタートしたのを覚えています。
そこから約10年が経ち、第10期目を迎えるにあたって今一度この『暮らしに彩りを添える』という言葉に向き合って考えてみました。
<目次>
パーパスの再定義
10年の中で変わらない思いもありますし、変わったというか、より進化した考え方や、仲間たちができたことで、より具体的に言葉を紡いでもいいのかなと思い、パーパスとバリューに分けて考えることとしました。
まず、パーパスというのは直訳すると「目的」ということですが、私たちIDA Companyがこの社会にどのような形で貢献できるかといったことを定める言葉としてもう一度向き合い直しました。『暮らしに彩りを添える』という言葉に対しては創業当時から変わらない思いとしてつなぎ、これに「デザインとものづくりの力で」という言葉を付け加える形で『デザインとものづくりの力で生活に彩りを添える』というように再定義しました。
私達は設計デザインを行う、そしてものづくりとして施工を行う会社ですので、そこの部分をより具体的に付け加えることにしました。
新たに定義した5つのバリュー
そしてもう一つのバリューという言葉を調べると、「自分たちが大切にしている価値観や思い」という意味が出てきます。これまでの10年で色々なところでお話したり、SNS等で発信した情報のなかにそういった思いを含めてきたつもりですが、それをより明確にするため、新たに5つの言葉を定義しました。
その言葉とは、『好きと暮らす』『街を彩る』『未来に寄り添う』『美しさに誰よりもこだわる』 『優しさから始める』です。
1.好きと暮らす
「好きと暮らす」は、私が今この仕事をしている一番のモチベーションでもある、
自分らしく暮らすことが自分においても、自分の周りの人にとっても大切なポイントになる
という思いを込めています。自分らしく暮らすためには、自分らしい空間や好きなもので囲まれることが重要であり、それが日々の生活を豊かにする要素となります。この考えを一番目のバリューとして掲げました。
2.街を彩る
私たちものづくり屋、特に工務店は 大きなものを作っている会社でもありますので、暮らしや街に与える影響は大きいと思っています。
大好きな街、神戸の一員として、そしてこれから先も子どもたちが住んでいく街に対して、より良い街を作るその一員でありたい
そのような思いを込めて、街を彩るとしています。この言葉を掲げることで、もしかしたら人目にはつかないようなところであっても、ものづくり屋のプライドとして最後まで妥協しない、諦めない、この先の子どもたちの街を作っているということにプライドを持った集団でありたいという思いを込めております。
3.未来に寄り添う
街を彩る からつながる考え方ではあるのですが、
私たちが作るものは10年20年そして未来に残るもの
を作らせていただくことがほとんどです。だからこそその影響力を自覚し、未来に責任を持てる仕事をしようという思いです。
4.美しさに誰よりもこだわる
4つ目、美しさに誰よりもこだわるです。
この辺りは、より気持ちの部分というか、マインドの部分になってくるのですが、同じものづくりをするのでも同じ空間づくりをするのでも
美しさや気品にあふれる仕事をしたいな
と思っています。ちょっとした言葉づかいや掃除の仕方ひとつとっても、やはりそういう美しさというのは我々は追求できると思っています。そして、そういう一つ一つの積み重ねや意識の違いがパッとその空間に入ったときの感動や気持ちよさにつながると信じて、誰よりも美しさにこだわっていこうと思っております。
5.優しさから始める
建設業という括りからすると、そこに関わる全ての人々が、自分たちが作ったものをどういう人が使うのかを知らずに仕事をする場合もあると思います。しかし私たちIDA Companyは、お客様に近いところでお仕事をさせてもらっているということもあって、ものづくりの出発点は優しさだと考えています。
その空間を使われる方、住まわれる方に向かって、思いやりや興味から始まり、どうすれば暮らしや未来が良くなるのかを考える
日々、技術力やデザイン力を追求するのはもちろんですが、その方たちへの思いやりや興味なくして安全、健康、快適な空間づくりは実現しないと思うので、まず、優しさから始めるということが大切なのだと考えます。
改めて再定義したパーパスと新たな5つのバリュー
笑顔があふれるものづくりを追求し、お客様に寄り添った空間づくりを行っていきたいという思いを持って、私たちIDA Companyは、「デザインとものづくりの力で、暮らしに彩りを添える」存在になりたいと考えています。